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コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談』

コクーンへ並びに行きました。

大興奮ですよ
コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談』
作:四世鶴屋南北
演出:串田和美
キャスト:中村勘三郎/中村橋之助/中村七之助
坂東新悟/笹野高史/片岡亀蔵/坂東弥十郎/中村扇雀 ほか

コクーン歌舞伎です。
今回は、チケット取りにも参戦しなかったし、
まぁ、再演だし(って言っても初演見ていないけれど)、
私の性格上、片っぽ見に行けば、絶対もう一つ見に行きたくなるし、
今回はやめとこ、、、と思っていたのですが。
なんとなく、行きたくなり、
知り合いと話していたら、絶対行きたくなり、
ちょっと調べてみたら立ち見安いし、
よっしゃ、並ぶか!!と気合いを入れました。

当日券は、開演の一時間前に発売です。
大体その1時間半も前に行けば大丈夫だろうと、
ゆっくり出かけたのですが、
着いたらもう7~8人並んでいる!
今回の『東海道四谷怪談』は、南版と北版があるのですが、
南は初演を手直ししたもの、北は今回のために新しく
串田和美が演出したものになっています。
北は、回数が少なく、ほとんどすべてが昼公演。
普通の演出なら、これからも何度も見る機会はあるだろう、と
北版を選んで並びに行ったのですが、
やはり、回数が少ないだけあって、
チケットも売れているようでした。

さて、無事チケットも取れて、見始めると。
いやいや面白いじゃないの。
南版とは違って、本水は使わず、「」で表現、
水の怖さと楽しさと、滔々とした深みを感じられる川が素晴らしく面白く、
鳴り物はほとんどトランペットなどの金管楽器とドラムに置き換えられ、
その中で歌舞伎の面白さを見られたような気がしたのでした。

以前、大学の歌舞伎の先生と話をしていたときに、
(その先生曰く)「野田秀樹の「研辰の討たれ」は
歌舞伎役者を使った単なる江戸時代の話、だけれど、
串田演出のコクーンや浅草歌舞伎は
しっかり歌舞伎になっていてその上面白い」
という話でした。
私は、歌舞伎の定義とは何なんですかと食い下がりましたが、
その辺はよくわからず、
でも、串田演出は歌舞伎なのか、
今度見るときは、その辺を見極めよう~
なんて軽く思ったのでした。

そして、歌舞伎の定義は、結局分からなかったものの、
必ずしも和楽器でなくても古典通りの演出でなくても
歌舞伎としてきちんと「傾く(かぶく)」ことはでき、
それが観客に受け入れられれば
「歌舞伎になるのだ」と思ったのでした。

3時間40分の長丁場だったのにもかかわらず、
全く疲れは感じられず、
替わりに異常な興奮で、
串田ファンの友人に電話をしながら渋谷へ歩いていると、
ふと、「・・・今戻れば夜の南版の立ち見も手にはいるんじゃないか」
と魔がさし、Uターン(爆)。
立ち見戦線第二戦を決意実行となりました。

北版を見始めてみると。
あんなに「南版」の歌舞伎歌舞伎しない歌舞伎らしさに感動していたのに、
「あらら、やっぱり、歌舞伎には古典が似合うのだろうか」と
目の前の北版に夢中(笑)。
(もちろん、コクーン歌舞伎が真の古典だとも思いませんが)
本水を使った砂村隠亡堀の場は南のアイディアと面白さにはかなわんでしょ、と
思ったのもつかの間、勘三郎三役の早変わりと水の迫力に大絶唱してしまったのでした。
その後もお岩さんの物語と話題の場面が完全なエンターティメント化され、
(これは真のエンターティメントだ、と思ったのは、
ジャニーズの「SHOCK」を見に行ったとき以来です)
客席の悲鳴までを利用した演出に大興奮したのでした。

しかし、男っていうのは、なんて非道い生き物なんでしょうか。
そして、それでも男から自立できない女は馬鹿だ。
しかし、今の時代は、それに気づいてしまった(?)女が
どんどん自立し、力をつけたからこそ、
社会がおかしくなっているのかも、、、
日本は(人間社会は、かな?)女の我慢の上に
あったのかもしれない、、、
などと無駄に考えてしまった一日でした。

〈今日の結論〉
男は非道い、女は馬鹿。



後日。
別の歌舞伎の先生に「歌舞伎って何なんですか!」と
また食い下がったところ。
歌舞伎の定義についてはやっぱりわからずじまいでしたが、
「古典は古典として残さない限りいわゆる歌舞伎はなくなってしまう」
というお話でした。
そして、「歌右衛門のお岩さんは、そりゃぁもう"悲惨~"という感じで、
あんな風(コクーン歌舞伎のよう)に笑えなんかしなかった、
お岩さんは単純にコクーン歌舞伎を喜んではいないんじゃないかしら」
という話になり、
勘三郎さんでないお岩さんを無性に見たくなったのでした。



何で北と南なんだろう、、、と思っていたけれど、
なんだ!!!鶴屋南北だから、南と北なのかっっ!!!
今気がついた~(笑)。



コクーン歌舞伎
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/kabuki7/index.html

当日券情報

発売時間: 全公演 開演の1時間前より
場所: シアターコクーン当日券売場
料金: 1等平場席・¥13,000
1等椅子席・¥13,000
2等席・¥8,500
3等席・売切

立見A(中2階バルコニー)・¥3,500
立見B(2階バルコニー)・¥2,500 ※立見Aが売切れた場合のみ発売
※ お立見は、A・Bとも中2階、2階両脇バルコニーのお席のうしろに立ってご覧いただくようになります。そのためお立見はかなりご覧になりにくい状態となります。ご了承の上お買い求めください。
尚、お立ちいただく場所はすべて指定となっております。比較的見やすいところから順番に販売いたします。
※料金はすべて税込

私の経験上(笑)、立ち見をするなら、
左右の8番がオススメです。
そして、昼夜の立ち見もなかなかですが、
楽な格好で挑戦してください(笑)。

テーマ : 観劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

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ああ!南北か!!

ボンジュールです。
「歌舞伎とは」
「エンターテイメントとは」 深いですね。

串田和美演出の歌舞伎は、
古典に歩み寄って、自分なりに読み深めた演出のようなので、歌舞伎をみたなあという感じがします。

どこかで、染五郎が「歌舞伎役者が演じれば、”歌舞伎”だ」と言っていましたが、それはどうなのでしょうね。

私は毛抜みたいな、「団十郎!待ってたぜ」というようなのを見るとスカッとし、「くちおしや~」というお岩さんに「そうだ、本当にそうだ~」と拍手を送り、家路に着く今日この頃です。

はい、単純ですね。

さくらさんが仰るとおり、歌舞伎には、非道な、またロクデナシな男が結構多いですね。
北版も楽しみです。

さくらさんの観劇レポート、これからも楽しみです。

☆あなたの仏友さん
そうそう、そして、女は我慢強い。
とうてい私には無理ですわ(笑)。
笹野さん、いいですよね。
歌舞伎役者じゃない人が出ているのは歌舞伎じゃない、
と言う人もいますが、あれはあれで面白い。
「淡路や!!」なんて大向も聞こえてね(^^)。
やっぱりコクーンは楽しい、それですよ♪
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さくら

  • Author:さくら
  • 禅さん観劇歴10年。
    日本刺繍歴24年。

    定職ももたず、
    夢ばかり追ってますが、
    生涯職人でありたいです。

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