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太平洋序曲 @KAAT

太平洋序曲チラシ
「太平洋序曲」 神奈川芸術劇場
2011年6月17日(金) ~7月3日(日) 
作詞・作曲=スティーヴン・ソンドハイム
台本=ジョン・ワイドマン
演出=宮本亜門

〈キャスト〉
八嶋智人 山本太郎
佐山陽規 畠中洋 戸井勝海
園岡新太郎 岡田正 石鍋多加史 原田優一
石井一彰 さけもとあきら 岡田誠
麻乃佳世 小此木麻里 森加織 田川可奈美
田山涼成 桂米團治

   *****

横浜に出来た新しい劇場で「太平洋序曲」を見てきました。
2002年以来、9年ぶりの観劇です。
どんなに好きだったミュージカルでも
キャストが変わったり、演出が変わったりすると
そうでもなくなることはよくあります。
好きだった曲、忘れられないシーン、
そういうものがあればあるほど、見るのが怖くもなります。

先日、テレビで「RENT」の舞台録画を見ました。
森山未來がマークを演じた日本版のRENTを見たときから少し違和感がありましたが、
このオリジナル演出でも、同じような感触を受けました。
嫌いになったわけではありません。
でも、なんだか日本の初演の時にはまったような感覚が戻ってこないのです。
それが、舞台中継を見てよくわかりました。
RENTのような話は年齢や立場が変わってしまうと見方が違ってしまうのだと。

そして、今回の太平洋序曲を見てさらに感じました。
この舞台は日本人である限りかわらないのではないかと。
懐かしいという一言では終わらない、いい時間になりました。

記憶に残っているのは「端正な、小気味よい」というものでした。
キャストは粒ぞろいで、変な風に飛び出る役はなく、
能舞台のシンプルさにそれがマッチして
小気味いい音楽とともにメッセージが
前へ前へと押し出されてくる印象でした。

今回の神奈川芸術劇場版にその印象はありませんでしたが、
主要人物等の個性や強さが際立つものになっていました。
芝居の中にあるメッセージが、キャストの個性に彩られてくっきりしたのです。
とくに、八嶋智人さんの香山はコミカルでありながらも
どうにもならずに歴史に飲み込まれていくあわれさが見事でした。
そんな風に個性が立った分、パワーが何十倍にもなり、
作品の強さとなった気がします。

「菊の花茶」のお小姓(原田優一さん)と腰元(小此木麻里さん)は
かなり演技が細かくて、笑えます。
この二人は、「NEXT」のダンスも前方に出るのですが、
それがとにかく力強くて気持ちがいい。
「プリティ・レディ」は原田優一さんと石井一彰さんが投入されたおかげで、
ピュアな水兵たちと無意味(と言っていいのか?)におびえる娘との対比が鮮明になりました。
「プリーズ・ハロー」の快活さは田山涼成さんの表情が
くるくる変わるのでさらに面白いものになりました。
さけもとさんや園岡さんの声はすぐに頭の中によみがえってくるほど素敵です。
佐山陽規さんの刺客が私は地味に好きです。

初日の観劇は最前列だったためか、
「NEXT」のメッセージは、ダンスの激しさに目を奪われ、
そこまで深く味わうことができませんでした。
もう一度行く予定があるので、次はきっと読み取りたいと思っています。
この今だからこそ読み取れるメッセージが、
この舞台にはたくさんあるはずですからね。

   *****

最後に、関係者の皆様。
最前列は舞台が高すぎて、見切れるシーンが山ほどありました。
ふすまの向こう(上)での演技は半分くらいしか見えません。
香山の釣りシーン、ナレーターの控え場所のおかげで、
舞台の半分が私の頭の中では想像です。
プリティレディに至っては前方の生け垣以外は全く見えませんでした。
前でしか感じ取れない表情も魅力ですが、
あれはもうちょっとどうにかならないものでしょうか。。。
ずっと首を伸ばして見上げていたため、次の日首が動かなくなりました。
もう少しどうにかしてください!お願いします。。。


   *****


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テーマ : ミュージカル
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

もう見ちゃったのね。
最前列?それはすごいけど首が痛くなるのはなー・・・

7/2に行くので見どころ教えてください。
見逃すなよっ!と言うマニアックな点をよろしく。

☆あむあむさん

見逃せないポイントね。
あむさんは、新国版を見ているよね?
前回よりも、八嶋智人さん演じる「香山」が主役に押し上げられているので、
ストーリーを追うのにそんなに困ることもないとは思うけれど、
八嶋さんと山本太郎さん以外の人は何役も演じるので、
まずは、それを楽しんでね。

それから、アメリカが攻めてくる時に広がる旗は圧巻。
迫力のマーチングバンドにはオケの人が混じっています。
今回面白かったのは、
佐山さんが将軍の母を演じている後ろで
将軍といちゃいちゃしているお小姓の原田くん。
ツイッター上でもかわいいと評判です。
1幕最後の「木の上の誰か」はサラッと
聞き流してしまう曲なんだけど、
あとあと一番印象に残る、という人が多い。
ラストのNEXTは歌詞を聞き漏らさないように、
ダンスのパワーを感じて下さい。
前方のかっこよく踊っている若者たちや畠中さんにも注目ですが、
後ろでおじさま方がそれについて行っているのも忘れないでください(笑)

う~ん、また思い出したら書く!
7/2は私も行くので語りましょうね♪

見どころ

さくらさんがほぼ書き尽してくれていますけど(笑)、追加。

オープニングと「Four Black Dragons」のときのふすまの使い方がうまいなぁ、とか。
「Welcome to Kanagawa」のときの女郎さんたちの着物が綺麗、とか。このあたりでしょうか。
お小姓さんはホント可愛くて、私も目が釘付けでした。

7月2日、私も行きたいけど用事があって行けないーー。

BW初演映像

1976年のBW初演映像を見ました。
すごい、みんな白塗りで奇抜な格好。
実験的と言われた意味がよくわかるものでした。
でも、襖や人かたの使い方やキャラクターの作り方など
今の亜門版が影響を受けたと思われる箇所も多く、
とても面白かったです。
特にペリーは連獅子のかしらのような頭を振り回し、
四股か歌舞伎の見栄かと思われるステップを踏みながら踊り、
スモウレスラーがあっという間にセットを片付けたり、
日本人じゃ思いつかないような、
でも日本をよく見ているなぁというところがたくさんありました。
NEXTのパワーは日本版が圧巻。
次見るのが楽しみだ~!!!

☆やまっちさん
以前、トークショーかなにかで亜門さんが言っていたけれど、
あの襖、舞台下にスタッフが控えていて、くるくる回しているらしいですよ!!!
すごいね~中腰でね~大変だよね~
2日の日、中華街で飲み会しようよ!!飲みだけおいで~♪
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さくら

  • Author:さくら
  • 禅さん観劇歴10年。
    日本刺繍歴24年。

    定職ももたず、
    夢ばかり追ってますが、
    生涯職人でありたいです。

    *今後の予定*



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【舞台】
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2010年4月7日(水)~5月24日(月) 帝国劇場
2010年5月30日(日)~6月13日(日) 梅田芸術劇場
☆東京會舘ミュージカルサロン
2010年4月25日(日)18:00~20:50
【CD】
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